話が浅い人は、言葉が薄っぺらい。
「ナンバーワンより、オンリーワン」
「今は多様性の時代だから」
「ティーチングよりコーチングです」
「聞くより、聴くが大事」
「幸せは、自分の内側にある」
「成功よりも、日々の小さな幸せが大事」
「ないものを求めるより、あるものに目を向けよう」
「何をするかより、在り方だよ」
などなどなど、
どっかで100万回聞いたような言葉を
したり顔で話す人は、言葉が薄っぺらい。
言葉が薄っぺらいと、
人間もすかっすかなんだろうなと想像がつく。
「話が面白い」人は、言葉に力がある。
その人にしか言えないことを、その人の言葉で語る。
借り物の、
どっかで聞いたようなことを語る人との違いは何か。
それは、
「言葉に対する向き合い方」である。
「幸せは、外に探しにいくものじゃなく、
今いる環境にあるんだよ」
という人がいたとする。
「幸せ」とは何か。
その人は、何を幸せと呼んでいるのか。
「外側」とは何か。
そういうことを、一つ一つ、自分の言葉で語れるか。
「幸せって言ったら幸せじゃん」としか言えないのは、
他人の言葉を借りているからだ。
自分の頭で考えていない証拠。
じゃあもし、
目の前に、
今晩食べるものもなく、
勉強したくても場所がなくて、
努力しようにもその時間も取れず、
逃げることさえできず、
何一つ自分で選択できることがない環境にいる
学生さんがいたとしたら、
その人に言えるのか。
「幸せは、今いる環境にあるよ」と。
「あると思えばあるんだよ。
あると思って探すんだよ」
と言われても、
あると思ったところで、
空腹が一瞬でも満たされることは、ない。
その言葉でいいのか。
そう自分に「問う」ことが「考える」ということなのだ。
他人の言葉でしか語れない人に、
自分のコンテンツを作るのは難しい。
だって、誰かの言葉を借りて生きているだけだから。
二番煎じ、いや、120番煎じぐらいじゃないのかな。
今日は大阪会場で、
第8回 ロジカルに伝える をやりました。
文章ってこう書けばいいんだよ、
さあみんな書いてみて、
で終わればいいんだけど、
そこで、一回一回
「本当にそれが『理由』になってる?」
「その具体例で、相手に響く?」
「そこの言い回しはそれでいい?一番言いたいことが言えてる?」
と言葉に向き合っていく。
くたくたになりながら、
「自分の言葉」で文章を書いていく。
コトシゴが、単なる文章講座ではない所以は
ここにあるのだと思う。
文章の書き方とか、
バズり方とか、
そういうのを求めているわけじゃない。
もっと、自分の中にあるものを表現したい。
伝えたい。
伝えたい思いがあるけど、うまく言葉にできないから、悩む。
その格闘が、自分の仕事を作っていくんだと思う。
言葉と向き合うって
生き方だと思う。
誰かのそれっぽいフレーズを(自覚なく)借りたまま生きるのって、
自分じゃなくてもいい、
自分である意味のない
生き方なんだと思う。
私は、私の言葉で生きていく。
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