上から目線の文章を書くな、とだけ言われても何も変わらない
さわらぎ寛子
文章の書き方、としてよくあるのが、
「上から目線をやめよう」
「読者の視点に立って」
それはそうなんだけど、
いくらそう唱えたところで、
文章は変わらない。
ひどいときは、
「感情を乗せて書きましょう」なんていう。
読者は、書き手の感情になんて興味はないのに。
感情が見えると、読者の気持ちは急激に冷めるのに。
「体重をかけて書きましょう」
なんて教えてもある。
パソコンの上に乗るんか？
そんな精神論をいくら言われても、
文章は変わらないのだ。
第7回 共感される文章の書き方。
冒頭に、参加者みんなで、
「どんな文章が好きか（内容・書き方）」
「どんな文章が苦手か（内容・書き方）」をディスカッション。
次に
「何が、どうなっていたら、そういう文章になるのか」を分析。
たとえば、
「読者が思わず感情移入して、自分ごとに感じる」文章にするにはどうしたらいいかは、明確にある。
精神論ではなく、テクニックの話。
共感される文章の５つのセオリーと、
見直す時の８つのポイントをお伝えした後、
２０分と決めて、
全員その場で文章を作成する。
全員が読み上げて、全員でフィードバック。
本日の感想の一部
文章作成のテクニックのなかでも、
少し工夫するだけで読み手が読みやすく、
印象が大きく変わる手法が満載で、
すぐにも実践できる内容ばかりでした。個人的に意識できてなかった
誰に、どんな気持ちになって、行動してほしいか、
起承転結で箇条書きにすると荒削りでもまとまり方が違ったです。ここを押さえておくと書いているうちに
起こりがちなテーマ迷子になる確率も低くなると思いました。伝え方ひとつで、相手にどのような印象を持ってもらえるかも印象的でした。
「好きな文章と嫌な文章はどんなか」
を具体的にあげました。それに対して、
「いいと思えるのは何故か」
「悪いと思うのはどうしたらいいか」
を一つ一つ一緒に考えてもらったところです。具体例に何に気をつけて文章を書いていいかわかりました。
そこまで丁寧にしてもらえるのか…
と嬉しかったです。
明日は、ロジカルな伝え方をやります。
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