「目的」を手放して、「感情」と「体の変化」を言葉にする。
オンラインサロンメンバーさんの
企画・主催で、オフ合宿へ行きました。
すべては主催者さんに任せて、
私は1参加者として何の準備もせずに臨みました。
1時間半ぐらいのワークをする、
ということだけ決まっていたので、
前日の夜に超簡単なレジュメだけを作った。
いつもなら、手の込んだワークシートを作るが、
それもしなかった。
今回の合宿は「結果的に」
バーンアウト(燃え尽き)を防ぐために
自分の「感情」と「体の(ちいさな)変化」に目を向けよう
というコンセプトだったように思う。
結果的に、だ。
「目的を持たない」ことを心がけた。
今回の合宿のテーマは、とか
目的は〜とか
そういうことを言わないようにした。
ビジネスをするには、
「目的思考」が必要だ。
5年後には、1年後には、どうなりたいか
そのために「逆算して」今何ができるか。
何かを失敗したと思ったら、
そこから何を学ぶか
次からはどうするか。
だけど、
それ「だけ」を求めていくと、
自分の中に「鬼上司」がうまれる。
成果を出しているはずなのに、
もっとできるだろ
と誰かがいう声がするのだ。
何休んでるの?
もっとできるよね?
もっとすごい人がいっぱいいるのに
あんたはそれでいいの?
そんなことがやりたかったの?
鬼上司の声が
まとわりついてくる。
成果、売り上げ、ビジョン、目的
ビジネスで求められる
それらを
手放すことはできない。
だけど「成果や目的」に振り回されるなんて
ノルマが厳しいブラック企業ではないか。
そういうことがいやで
独立したのではないのか。
「目的」や「ビジョン」や「コンセプト」みたいなものを
いっさい手放す練習が必要だと思ったのだ。
私がやったワークは、
セルフコンパッションと感情と体の変化の言語化ワーク。
リーダーとして、
それぞれの持ち場で
頑張っている人たちは
いつもピーンと糸が張っている。
リーダーとは、ポジティブで
メンバーを鼓舞し、
自らがお手本になり、
いつも能動的で迷わない
そんな理想のリーダー像は
「仕事がうまく行っている」時はいいが、
何か一つ綻びが生じると、
一瞬で、張り詰めていた糸が、プツンと切れることがある。
だから「目的を手放す」時間が必要なのだ。
あの時の自分の
「感情」に目を向ける、
良いも悪いもジャッジぜず、
とにかく思うがままに話す。
その時の感情は、
どんな気持ちだった、
もし感情に名前をつけるとしたら、
その感情を今もう一度味わっている時、
体にどんな変化が起きるか。
買い出しに行って、
ワークをして、
バーベキューの準備をしながらまた話し、
何人かはサウナに行き、
何人かは風呂めんどくさいとぐずぐずしながら
各々好きなものを飲み、また話した。
誰が何をするかの役割分担も、
ここでやったことが何になるかという目的思考も、
手放した先にあったのは
「ただ、いる」ということ。
余計なことをせず、
分析したりアドバイスしたりせずに、
「ただ、一緒に、いる」
それが何になるのとか、
何のためにそんなことするのとか、
自分と他者をジャッジしたりせず、
「ただ、いる」
決めたり、アドバイスしたり、意見したり、
せずに「ただ、いる」ことはむずかしいのだ。
でも今回の合宿ではそれができていたように思う。
6月ぐらいからずっとずっと忙しかった。
私の張り詰めていた糸も、あとほんの少し何かがあったら
ブチっと切れていたように思う。
「これを言っては終わりだ、と思うような
弱音が吐けた」
と誰かがった。
「さわらぎさんの印象が、思っていたのと全く違った」
と
10年以上の付き合いの誰かが言った。
それが何になるのかはわからない、
「目的のない」
とてもいい時間を過ごせたように思う。
みなさん、ありがとうございました。
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