大阪教育大学附属天王寺小学校6年生「キャッチコピーを作る」授業、2日目。
大阪教育大学附属天王寺小学校の6年生へ
「キャッチコピーを作る」授業、2日目。
今日は、実際に子どもたち一人ひとりが選んだ
「宮沢賢治作品」の絵本や本に
キャッチコピーを作りました。
『銀河鉄道の夜』
『注文の多い料理店』
『よだかの星』
『やまなし』
『セロ弾きのゴーシュ』
『どんぐりと山猫』などなど
何をテーマにするかを選ぶところから、始まります。
作ったコピーは、
手作りのPOPのかたちにして
大阪市内の幾つもの書店さんに並びます。
書店への交渉も、子どもたちが自分でしています。
先週学んだ「キャッチコピーを作る3つのステップ」に沿って、
いざ、コピー作り。
1週間前に練習していたからか、スムーズにどんどんコピーを書いていく子どもたち。
なかなか進まない子には、質問をしつつ、
「正解」はないこと、
「自分の考え・意見」を言葉にすること、
楽しんで、あれもこれもいいなと思いながら
とにかくたくさん書くこと、
などを伝えました。
45分間の授業の、
最初の25分ぐらいでコピーを作り、
あとは、クラス全員分を
チェックして、アドバイスして、添削しました。
3クラス分、100名越えの子供たちが作ったコピーを
見て、判断するのは、けっこう大変。
見てほしいと何度も並ぶ子もいて、みんな超真剣。
「どれもいいね」で済まさず、
バッサリ斬って欲しいという
先生からのリクエストがあったので、
ビジビジとアドバイスしました。
子どもたちが書き出したワークシートを見て、
いいと思ったコピーに、
花丸、二重丸、丸をつけていく。
私が、花丸をつけたのは
・視点が面白い
・言葉遣いがその人らしい
キャッチコピー。
100人以上のコピーを見ていると、
「これはみんなが言っているな」と思うものがいくつかあった。
その中に、これはとキラリと光るものを見つけると
ハッとした。
同じ本を読んでも、
どこに着目して、
何を感じて、
何をメッセージとして、
どんな言葉を選んで伝えるか
に人が出る。
「正解」を探すのではなく
「思いを表現する」
「メッセージを作る」というのは、
国語の授業とも違う、
面白さとむずかしさが
あったようです。
それでも、授業の時間内に、全員が完成させました。
すごい。
めっちゃいいな〜!!
そうきたかー!!
その発想はなかった。
その言葉はドキッとする。
などなど
子供たちから学ぶことがたくさんありました。
何よりも、
「俺才能あるかも〜!!」
「花丸もらったんだれ〜!」と
前のめりで嬉しそうに取り組んでくれる
小学6年生の表情が素晴らしかった。
実際に書店にPOPが並ぶのが楽しみ。
絶対見に行こう。
コピーライティングの力、
思いを言葉にする力は、
物を売るため、だけでなく
「生きていく上で必要なスキル」なんだと
改めて感じました。
貴重な機会をありがとうございました。
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