共感される文章に、「正解」などない

テキストを作る時に、ずいぶん迷った。

ここに「例文」を入れるべきか否か。

私が書いている文章が「お手本」ではない。

私が書いている文章は、

あくまでも、私が

私の文体で、私の個性で、私の癖で

書いているものだ。

それに「寄せる」ことに、なんのメリットもない。

だからと言って、

「こうすればいい」という法則だけを伝えて、

あとは自分で書いて、と投げるのは

乱暴だと思うのだ。

葛藤して、

サポートしてくれているメンバーとも相談して、

「叩き台となるものを載せる」ことにした。

この例文は、あくまでも叩き台です。

好きに叩いてください。

叩いてください、というのだから、

受講生さんたちは、本音で意見を言ってくれる。

「どんな文章がいいか」は、

目的によって変わる。

誰に、

どんな気持ちになって、

どんな行動をして欲しいか。

読者は誰か。

なんのために書くのか。

どこに載せるのか。

いろんなケースがある中でも、

「こうすると、受け取りやすくなる」

という共通項はある。

それを、

どうアレンジするかは、無限にひらけている。

言葉で仕事を作る塾コトシゴ

今日は、第7回

「共感される文章の書き方」をzoomでやった。

朝10時〜16時までの長時間講座。

海外から、夜2時に起きて参加してくれている人もいる。

午前中の最後に、

「読者が、書き手の物語の中に入ってける

余地とは何か。

余白はどうやって作るのか」

というところで、議論が割れた。

昼休み中に、

叩き台をブラッシュアップさせる。

それ以外に、

即興で、3つの例文を書いた。

不思議とお腹は空かない。

いくつものパターンは

頭の中にすでにあるから

手を動かすだけだ。

こういうのもあり、

こう変えると、こんなふうに変わる。

アレンジを見せると、自由度が上がるが、

アレンジを見せすぎると、受講生さんは余計に混乱する。

つくづく、講座は生き物である。

講師が思う「これがいい」「こうすれば間違いない」を

一方的に伝える講座はラクでいい。

講師側も、「決まっていることを話せばいい」だけだし、

受講する側も、

自分の頭で考えず、

思考をストップさせて、

講師が言うことに、従えばいいのだから。

多くの講座がそうだろう。

講師が言うことがベストであり、

受講生はそれに従う。

正解を教えてもらい、

丸をつけてもらう。

もしくは、点数を競う。

講師の正解に当てに行く。

トップダウン型の講座。

でも。

それでは、「自分で仕事を作って」

「自分でつくったビジネスで売れていく」

「売れ続けていく」

ことはできないと思うのだ。

誰かの(講師の)つくった正解に

合わせにいくような

スタイルでは、

自分で考えることができない。

思考停止では、ビジネスは生まれない、続かない。

「こうすればいい」という絶対的な答えを

私が持っているわけではない。

当たり前だ

こうしている間も時代は進み、

今日の正解は明日の不正解だ。

でも、23年コピーライターをやってきて、

15年自分で仕事をしてきて、

半年の講座を5年間やってきて

分かってきたこともたくさんある。

「私はお手本ではない」

「正解は一つではない」

私の講座は、

受講生さんを混乱させているかもしれない。

でも、

お手本に寄せにいくのではなく、

自分の中から生まれてきた言葉で、

自分だけの仕事を作っていく

爽快感は、

何にも変え難いものだ。

1回作ってしまったテキストを、

ずっと使い回しているだけならラクだっただろうな。

1回出来上がった講座を

ずっとやり続けるだけなら、こんなに悩まないで済むだろうな。

受講生さん一人一人の声をいちいち拾わず、

私が一方的に話す

これをやれば間違いないと言い切る

そんな講座だったら、こんなに苦しくないだろうな。

そう思うけど、

私は苦しくても、

今のスタイルで行く。

迷ったり、変な汗かいたり、かっこ悪かったり、ダサかったり、

それがリアル。

そうやって、ジタバタしているところを見せるのも、

変な汗をかきながらどうやって乗り切るかを見せるのも、

全部コンテンツ。

生きたコンテンツ。

今日の気づきを、来週の大阪講座に活かす。

大阪の講座は、今日とはまた違うものになるだろう。

正解なんてない中で、

自分だけの答えを作る。

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